入れ歯が原因で炎症が!義歯性口内炎や入れ歯の炎症について予防・対策もご紹介します

やっと新しい入れ歯が出来上がり、早速使用し始めたタイミングで「なんだか歯肉が痛い気がする…」「歯肉が赤い」などの症状が出る方も多いと思います。
慣れている入れ歯を使用していても「なんだか歯肉が痛い」と感じ始める方もいらっしゃいます。
もしかしたらその症状は、入れ歯が原因で歯肉に炎症が起きているかもしれません。
今回は入れ歯が原因で歯肉に炎症が起きる状況や、その対策についてご紹介します。

入れ歯が原因で炎症が!義歯性口内炎や入れ歯の炎症について

入れ歯は、失われた歯の代わりに使用される人口的な歯です。
しかし、入れ歯の使用中に炎症が起こることがあります。
入れ歯はお食事やおしゃべりをする時、お顔の印象にも影響を及ぼすぐらい重要なお顔のパーツです。
強い炎症が続くと入れ歯が使用出来なくなることや、お食事が楽しめなくなることもあります。
入れているのも難しくなると、お顔の印象が変わり、外に出たくなくなってしまうかもしれません。
炎症が起きる原因を理解し、炎症を鎮める対策を行いましょう。

入れ歯が引き起こす炎症の原因とは?

入れ歯による炎症は、以下のような原因で引き起こされることがあります。

入れ歯が合っていない

入れ歯が口腔内にぴったりと合わないと、歯茎に圧力がかかり、炎症を引き起こすことがあります。
入れ歯は取り外しが効くものなので、ある程度ご自身の粘膜や歯との隙間を設けておりますが、おしゃべりやお食事でお顔の筋肉が動くと入れ歯がずれ込んで、擦れてしまい炎症に繋がることがあります。

入れ歯が不衛生

入れ歯が不衛生ですと細菌やカビが繁殖し、歯茎に炎症を引き起こすことがあります。
特にバネがかかる部分に汚れが溜まると、残っている歯にも影響を及ぼし、歯周病が進行したり虫歯が出来たりしてしまいます。

入れ歯を長時間使用する

長時間入れ歯を装着していると、歯肉に負担がかかり、炎症が生じることがあります。
特に就寝中は入れ歯を外し、歯肉を休ませるようにしましょう。
就寝中に入れ歯を入れたままにすると、誤飲の危険性もあるので必ず外しましょう。

口腔内が乾燥した状態での入れ歯の使用

唾液の分泌が少ないと入れ歯が歯肉と摩擦し、炎症を引き起こしやすくなります。
入れ歯と歯肉の隙間に水分があることでぴったり吸着し、入れ歯が多少ずれても唾液がクッションになり炎症がおきにくいです。
適度に水分接種を行い、唾液分泌量が低下しないように気を付けましょう。
既往歴などで唾液が出にくい方は、人口唾液や、唾液を促すスプレー・ジェルなどの使用もおすすめです。

入れ歯による炎症はどのような症状が出ますか?

入れ歯の使用による炎症の症状には、以下のようなものがあります。

・歯肉の腫れや赤み
・歯肉に傷ができる
・痛みや不快感が出る
・出血や口内の違和感が出る
・口臭が気になる
・飲食時にしみる
・まれに膿が出る

入れ歯による炎症を予防・対策する方法とは?

入れ歯による炎症を予防するためには、以下の対策が有効です。

毎日しっかり入れ歯の清掃を行う

毎日の入れ歯の洗浄と消毒を行い、細菌の繁殖を防ぎましょう。
流水下で専用の義歯ブラシを使用し、こすり洗いを行いましょう。
夜寝る時は入れ歯洗浄剤に浸すことで、細菌の繁殖を抑え衛生的にご使用できます。
入れ歯洗浄剤は入れ歯による口臭も予防できるのでオススメです。

歯科医院で微調整と洗浄を行う

歯科医師に定期的に入れ歯のチェックしてもらい、入れ歯のフィット感や咬み合わせの位置を微調整してもらうことも大切です。

どうしても長期的に使用していると、ご自身の咬むクセなどで入れ歯に負荷がかかり、多少なりとも違和感や咬み合わせのズレが生じます。

定期的に入れ歯の確認や調整を行うことで、長期的に安定した入れ歯をご使用いただくことが出来ます。

入れ歯の使用時間の見直し

長時間入れ歯を装着せず、歯肉を休息させることも大切です。
特に夜寝る時は入れ歯を外し、歯肉を休ませましょう。
しかし入れ歯を外す時間が長すぎると、残っている歯が動いてしまい、いざ入れ歯を入れようと思った時に入らなくなってしまいます。
日中はしっかり入れ歯をご使用いただき、就寝時は外すようにしましょう。

お口や歯のケアを行う

入れ歯と歯の隙間に汚れが溜まると、残っている歯が歯周病になり炎症が起きることがあります。
普段の歯磨きは入れ歯を外した状態で残っている歯の周りまでしっかり歯ブラシを当てましょう。
入れ歯により負担がかかりやすい歯肉はやさしく指でマッサージしたり、口腔内の乾燥を防ぐために水分補給を心がけることも大切です。

入れ歯による炎症が起きた場合どうしたらいいですか?

もし入れ歯による炎症が発生した場合は、以下の対応を行うことが推奨されます。

歯科医師に相談しましょう

炎症がひどくなる前に、歯科医師に相談して治療を受けましょう。
歯科医師に診てもらうことで。入れ歯の調整を行ったり、炎症部位に塗るお薬を塗ったりなどの患者様に合わせた処置を行ってくれます。
入れ歯の炎症でお困りの時は、まずは入れ歯を作った歯科医院へご相談ください。

一時的に入れ歯を外しておく

あまりにも炎症が強い場合は入れ歯を外し、炎症を起こしている部分を休ませることが大切です。
しかし長期的に入れ歯を外すと、上記でも挙げた通り入れ歯が入らなくなる可能性があります。
まずは担当の歯科医院へ連絡し、次回の受診まで入れ歯を外しておいていいのか確認を取るようにしましょう。

洗口剤による消毒を行う

軽い炎症には、殺菌作用のある洗口剤でお口の中を消毒すると良いでしょう。
その際、アルコール成分が含まれている洗口剤ですと炎症部位を刺激してしまうので、低刺激のアルコールが入っていないタイプのご使用をおススメ致します。

入れ歯は清潔に保ち強い炎症が起こらないよう気を付けましょう

入れ歯を使っている方は、歯科医院での定期的なチェックと適切なケアを受けることがとても大切です。
なるべく炎症を防げるようにご自宅でも衛生面に気を付けてご使用ください。
それでも入れ歯はどうしてもトラブルが起きやすいのも事実です。
もし何か気になることがございましたら、どんなに小さなことでも構いませんので当院までご連絡ください。

入れ歯の作成や調整をご検討されている方は、京都府京都市西京区「さかの歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では様々な歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。

詳しい診療内容は「こちら」でもご確認いただけます。

WEB予約」は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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