汚れた入れ歯の危険性とは!?細菌と入れ歯の関係や正しいお手入れについてご説明します

正しい入れ歯のお手入れは出来てますか?

入れ歯は目には見えない細菌がたくさん付着しており、お食事中にも使用するので一緒に細菌まで飲み込んでいる可能性が高いです。

入れ歯の構造を理解して、正しいお手入れ方法について学び、入れ歯を衛生的に使用する方法について解説します。

 

入れ歯にはどれくらいの細菌が付着しているの?

入れ歯は保険で作成した時は、プラスチックの床に硬質レジンでできた歯を並べて作り上げられてきます。

プラスチックは表面に目には見えない小さな穴や段差などがあり、細菌が溜まりやすい構造です。

さらにお口の中の体温で、細菌が増殖しやすい環境下にあります。

お口の中には数億個の口腔内常在菌がおり、歯周病虫歯・口腔乾燥などの要因により、さらに細菌数が増える可能性が高いのです。

入れ歯を入れている方は虫歯や歯周病で歯を失う方が多いので、入れ歯にもお口の中の細菌数と同じぐらい不衛生になりやすいと言えます。

入れ歯のお手入れが滞るとどうなりますか?

入れ歯のお手入れがしっかりできていないと下記のような事が起こります。

 

口内炎ができる

お口の中の細菌数が多いと、傷が出来た粘膜が炎症を起こし口内炎が出来る可能性が高くなります。

特に入れ歯は取り外し中に粘膜に傷をつけたり、お食事中の咀嚼時に粘膜と擦れて傷が出来ることが多いので、注意が必要です。

なるべくお口の中の細菌数を減らし、炎症が起こらないように気を付けましょう。

 

歯周病や虫歯が悪化する

入れ歯を入れている方はお口の中の清掃がしにくい歯列の方が多いです。

その為、入れ歯のお手入れを怠ると歯周病や虫歯の細菌数も増殖し、残っている他の歯に影響が及びます。

入れ歯のお手入れはもちろんの事、残っているご自身の歯もしっかりケアしましょう。

 

入れ歯を入れると痛みが出る

お口の中の細菌数が増えると歯肉が炎症を起こし、腫れてきます。

入れ歯はお口の粘膜や筋肉、歯の形にぴったり合わせて作成しておりますので、歯肉が腫れてくるとその部分が合わなくなり入れ歯を入れると痛みを感じる事があります。

 

口臭が悪化する

お口の中の細菌数や、入れ歯が不衛生な状態が続くと口臭が強くなります。

お口の中は唾液の自浄作用のおかげで、定期的に洗浄される部分もありますが、入れ歯はご自分でしっかり洗浄する必要があります。

プラスチックのコップに汚れが付きやすいように、プラスチック製の入れ歯も汚れが沈着しやすく口臭の大きな要因の1つになります。

 

入れ歯の細菌を飲み込むとどうなりますか?

不衛生な入れ歯を使用している場合の全身的な影響は以下の通りです。

 

誤嚥性肺炎のリスクが高まる

入れ歯やお口の中の細菌が多いと、つばの嚥下時やお食事中に誤って気道に入り、誤嚥した時に肺炎に繋がる可能性が高くなります。

特にご高齢の方やご病気などで免疫力が弱っている方は注意が必要です。

正しい口腔ケアと入れ歯のお手入れを行い、誤嚥性肺炎のリスクを減らしましょう。

 

その他の感染症

お身体の免疫力が弱っている方などは、お口の中の細菌が影響で体調面に影響が出る事があります。

特に糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方は注意が必要です。

 

どうやったら入れ歯の細菌数を抑えることができますか?

入れ歯の細菌数を抑えるためには、入れ歯の定期的な洗浄はもちろんの事、お口の中の歯や粘膜の清掃も欠かせません。

入れ歯に付着する細菌は、大体はお口の中の細菌からくるものだからです。

まずはご自分に合った正しい口腔ケア方法を実践し、お口の中を衛生的に保ちましょう。

さらに入れ歯も正しい清掃方法でお手入れする事が大事になりますので、下記にご説明致します。

必須な入れ歯のお手入れ道具とはなんですか?

入れ歯の洗浄で必要なケア用品は以下の通りです。

 

義歯ブラシ

入れ歯は入れ歯を洗う専用の歯ブラシをご用意いただくか、義歯ブラシにてお手入れすることをおすすめ致します。

特に義歯ブラシは入れ歯を洗う専用のブラシなので、とても使いやすく効率的に清掃することが可能です。

義歯ブラシ自体がしっかりしているので、すぐにへたれることもありません。

入れ歯を入れることになったら1本は持っていて欲しいオーラルケア用品です。

 

入れ歯洗浄剤

入れ歯洗浄剤は部分入れ歯用、総義歯用、マウスピース用と大きく分けて3種類ございます。

ご自分の使っている入れ歯の種類にあった洗浄剤を選択しましょう。

中には全ての入れ歯に対応する洗浄剤もありますので、迷った時にはそちらを選んでいただくか、歯科医院へご相談下さい。

ノンクラスプデンチャーや金属床など、自費の入れ歯をご使用の方は専用の洗浄剤が必要になる可能性もありますので、作成した歯科医院にご相談下さい。

 

入れ歯用洗浄フォーム

入れ歯を流水下で洗う時に、洗浄フォームを一緒にご使用いただくと、すっきりした感覚や消毒効果もあるのでオススメです。

洗浄フォームは泡で出てくるものが一般的です。

たまに歯磨き粉で入れ歯を磨く患者様がいらっしゃいますが、歯磨き粉は入れ歯を傷つけてしまい、余計に細菌を繁殖させてしまう可能性が高まります。

歯磨き粉での入れ歯洗浄は控えましょう。

衛生的な入れ歯を使用して快適なデンチャーライフを送りましょう!

入れ歯は作成したら終わりではなく、継続的なお手入れや微調整が必要になります。

特にお手入れは毎日行うものになりますので、患者様にとっては負担が大きいかもしれません。

しかしこれ以上ご自分の歯を失わないために、ご自分の健康を守るためにも、正しい歯磨き方法と入れ歯のお手入れをオススメ致します。

入れ歯のお手入れ方法やケア用品にお悩みの時には、お気軽に当院までご相談下さい。

 

入れ歯の作成や調整をご検討されている方は、京都府京都市西京区「さかの歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では様々な歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。

詳しい診療内容は「こちら」でもご確認いただけます。

WEB予約」は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

 

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