入れ歯洗浄剤は何がおすすめですか?
入れ歯洗浄剤は何がおすすめですか?
入れ歯を新しく作成した時に入れ歯洗浄剤の購入も考えますよね。
ドラックストアに行くと色んな種類の入れ歯洗浄材が並んでおり、何を選んだらいいのか選択に迷うかと思います。
今回は入れ歯洗浄剤の必要性と、どんな洗浄剤がおすすめなのかをご紹介させていただきます。
入れ歯洗浄剤は何がおすすめですか?
入れ歯洗浄剤は主にドラックストアで購入するか、かかりつけ歯科医院で購入する方が多いかと思います。
使っている入れ歯の種類によって、選ぶ洗浄剤も変わってきます。
洗浄力が高いものや、どんな入れ歯にも使用できる万能な洗浄剤だと割高になる傾向があります。
ただ入れ歯は常に口腔内常在菌に触れているため細菌増殖しやすい環境下です。
長く衛生的にお使いいただくためにもお使いの入れ歯にあった正しい洗浄剤の使用が必要です。
入れ歯洗浄剤は必要ですか?
入れ歯の清掃は義歯用ブラシでこするだけでは汚れは落ち切りません。
特に保険で作成する入れ歯は歯や粘膜部分はプラスチック(レジン)でできているため、細菌が溜まりやすく繁殖しやすいのです。
そのため入れ歯からの臭いの発生、ひどいときにはカビが生える可能性もございますので、入れ歯洗浄剤は毎日ご使用いただく事をおすすめ致します。
総入れ歯をご使用の方におすすめの洗浄剤
総入れ歯は保険で作成するものはプラスチック(レジン)で作成されています。
プラスチックは目では見えないような細かい空洞があり、その空洞部分までは義歯用ブラシが届かないため細菌が繁殖しやすい構造となっております。
そのため義歯用ブラシで物理的に清掃するのはもちろん、総入れ歯(総義歯)用の洗浄剤を選択して使用するようにしましょう。
部分入れ歯をご使用の方におすすめの洗浄剤
部分用入れ歯はブラスチック(レジン)でできた歯と粘膜、金属でできたバネで構成されております。
その為金属部分にも対応した入れ歯洗浄剤を選んでいただくことが大切です。
間違えて総入れ歯用の洗浄剤(特に塩素系)を使用してしまうと、金属部分の腐食や劣化してしまう可能性もございますのでご注意下さい。
ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー)をご使用の方におすすめの洗浄剤
ノンクラスプデンチャーは保険で作る入れ歯と違い、よりやわらかくプラスチックの質の高い材質となっております。
汚れは保険で作成する入れ歯よりも付着しにくいですが、洗浄剤の選択はより注意が必要です。
入れ歯洗浄剤は歯科医院でおすすめされるものを使用されるか、ノンクラスプデンチャー専用と明記されたものをご使用下さい。
塩素系の洗浄剤を使用されると、変質・変色のおそれがあるので絶対に使わないようにしましょう。
入れ歯洗浄剤の種類と特徴とは?
入れ歯洗浄剤の効果は「除菌」「脱臭」「漂白」「汚れ分解」「歯石予防」などがございます。
入れ歯を清潔に保つことで残っている歯も健康に導けますし、お口の中全体的を衛生的に保つことができます。
・酵素系入れ歯洗浄剤
酵素系入れ歯洗浄剤をご使用いただくと食べかすや歯石沈着を予防してくれるような能力が高いです。
ただ一度沈着してしまった歯石を分解する力はありませんので、その際は歯科医院で歯石除去を受ける必要がございます。
酵素系入れ歯洗浄剤は洗浄剤により浮き上がった汚れを義歯用ブラシでこすり洗いしていただくことで、高い効果を発揮します。
・次亜塩素系入れ歯洗浄材
次亜塩素系入れ歯洗浄剤はタバコのヤニやお食事などの着色で入れ歯が変色してしまった時におすすめです。
着色成分を浮き上がらせて元の白い歯に戻したい方、白い入れ歯を継続して使いたい方におすすめです。
ただ次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性が強く、金属を腐食させてしまう可能性もございます。
入れ歯洗浄剤に配合された次亜塩素酸ナトリウムは、入れ歯に影響ができにくように調節されておりますがご使用には注意が必要です。
・過酸化水素系入れ歯洗浄材
過酸化水素系入れ歯洗浄剤は入れ歯に付着した食べかすなどと反応し、カタラーゼという酵素によって汚れが分解されます。
この酵素の働きで泡が発生し入れ歯を洗浄するので、洗浄時間を大幅に短縮させることができます。
正しい入れ歯洗浄剤を使用し、衛生的な入れ歯を長く使いましょう
入れ歯はご自身の体の一部になるようなとても大切な物で、日中は常に装着しておくものなので衛生的で綺麗な入れ歯を入れておきたいですよね。
間違った入れ歯洗浄剤を選択してしまうと入れ歯を傷つけてしまうこともございますので、歯科医院での指導の元正しい洗浄剤を使用するようにしましょう。
医療法人さかの歯科
〒610-1146 京都府京都市西京区大原野西境谷町2−14-13
洛西ニュータウン 境谷センター商店街内
TEL:075-331-7070
Google情報:https://g.page/r/CfLjKV1yR4GCEAE
入れ歯専門サイト:https://gishi-kyoto.com/
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。